放射線透過試験
(Radiographic Testing)
放射線を試験体に照射し、内部の状況を試験体背面に配置したフィルムやフラットパネルで
撮影します。その撮影画像の濃淡により試験体内部のきず、形状等を調べる方法です。
特徴
- 放射線の照射方向に平行なきずを検出しやすい。
空洞のような球状のきずの検出に優れる。
- 配管等の詰まり等の状況確認に適用できる。
- 金属材料以外(ゴムや木材など)にも適用できる。
- フィルムとして検査結果が得られるため、記録の保存性に優れる。
- 放射線の取扱いに関する安全管理が必要
適用範囲
- 各種プラント・発電設備(配管、圧力容器等)
- 橋梁
- 船舶
- コンクリート
- 文化財
- 小型部品
適用例